いじめ

いじめられっ子の特徴や性格はどんなの?強くするにはどうする?

いじめっ子という連中がいます。

人をいじめて喜ぶという、いやな奴らです。

一方彼らにいじめられるのが

いじめられっ子です。

小中学校ではよくあることですが、この
いじめられっ子にはなにか特徴や特異な
性格などがあるのでしょうか。

あるとしたらそれはどのようなものでしょうか。

今回はいじめられっ子について、その
特徴や性格、そして強い子になるため
の対策などを見ていきましょう。

いじめられっ子の特徴は何?

いじめられる子には何かの特徴があるのでしょうか。

あるとしたらそれはどのようなものでしょうか。

いじめられっ子の特徴とは?

いじめられっ子にはこのような特徴が
見られるようですね。

いじめられっ子の性格
  1. 気がよわい
  2. 真面目すぎる
  3. 内気で消極的
  4. 協調性がありすぎる
  5. 慎重なタイプ
  6. みんなと同じことができない
  7. 目立つ子
  8. 親が過干渉である

この内1から4までは、根っこの部分は一つですね。

内気で消極的な子は気が弱い場合が多い
ですし、まじめな子であることも多いでしょう。

又、そのような性格の子は、他人との争
いをきらう傾向があるため、必然的に

協調性が高くなります

気が弱く協調性が高い子は、嫌なことを
されても黙っていることが多く、いじめのターゲットとされやすいのです。

慎重なタイプの子は、なにをするにも
良く考えてから行動するため、もさっ
としていて気がきかないと思われることが多いようです。

それがバカにされていじめの対象と
なりやすいようなのです。

みんなと同じことができない子は、
「こんなこともできないのか」と

仲間はずれにされます

仲間はずれはいじめの始まりなので、
やがて本格的ないじめの対象となっ
てしまいます。

目立つ子の場合は、ここまでとは少し違
い、むしろ頭がよいとかかわいいとか、
優れた面が多いわけです。

それが嫉視の対象にされ、

いじめへと発展していきます。

親の育て方によってもいじめられやすい
子どもになることもあります。

子供を褒めることがなく、否定し続けるような親の場合

子供は自分に自信を持てなくなります。

そして、いつしか自己主張をすることが
できなくなってしまうのです。

嫌なことがあってもきっぱり『嫌だ』と
言うこともできず、そのためいじめは

エスカレートしていきます。

いじめっ子の特徴とは?

一方いじめっ子にも特徴があります。

いじめっ子の特徴
  1. プライドが高い
  2. 周囲に認められたいという欲求が高い
  3. 親とのコミュニケーションが少ない
  4. 嫉妬心が強い

プライドが高いということは、エリート
意識を強く持っているということですね。

自分は他人と違う、他人より優れている

という意識が強いのです。

そのために、弱い人間や劣っている人間
(と思っている)を軽蔑し、ないがしろに
します。

それがいじめに繋がるわけです。

周囲に認められたいという欲求が高いこ
とも、選良意識の現れでしょう。

親とコミュニケーションの時間が少ない
という調査結果もあるそうです。

自分より頭がいいとかかっこいいなどの
ことでその子をいじめるというケースも
あるようですね。

こうして見てみますと、いじめられっ子
といじめっ子の特徴は、

裏返しの関係があるようですね。

いじめられっ子の、気がよわいこと、
協調性がありすぎること、内気で消
極的なこと。

これと、いじめっ子の、プライドが高いこ
と、周囲に認められたいという欲求が高い
こと、嫉妬心が強いこと。

これらは正に盾の両面です。

いじめっ子がいじめやすいタイプが、
いじめられっ子ということなのでしょうね。

いじめられっ子の性格はどんなの?

いじめられっ子の性格は幾つかの特徴が
あるようですね。

その一つがコミュニケーション能力の不足です。

外交的でなく内向きの性格で、話をする
のが苦手だという子は多いようです。

あるいは反対に自分ばかりが話をする傾
向があるようなのです。

いずれも典型的な

コミュニケーション能力不足時の症状です。 

そのために、まわりの雰囲気を読むこと
が苦手で、孤立化しやすくなります。

孤立化した子はいじめの対象になりやすい

ことはよく知られています。

さらには、いじめを受けていても、それ
を誰かに告げて救いを求めるという行為
も苦手なのです。

いじめによる自殺事件などあると、

なぜそのいじめを親や教師に訴えないのか?

と、誰もが不思議に思いますよね。

しかし、親や先生に救いを求めること
自体が、いじめられっ子にはできないのです。

一つには先生に告げ口したりすると、さ
らにいじめがひどくなるのではないかと
いう不安もあるようです。

その不安を振り切って親や教師に訴える
には勇気が必要なのですが、

その勇気がないということなのでしょう。

このようにいじめられっ子は、他人に
何かを訴えることが苦手です。

その原因としては、親が過干渉であり、

子供から訴えがある前に親の方で解決

してしまうことが多いということも考えられますね。

そのため、子供の方では自分から訴える
必要がなく、

みずからのコミュニケーション能力が低くなるのです。

それが良いこととは思いませんが、その
ような子の場合には大人の方がいじめの
兆候を察してやることも必要かもしれませんね。

子供が語らぬ時のいじめの兆候としては
以下のようなものが考えられます。

いじめられてる兆候
  • 小さな傷が絶えない
  • 寝つきが悪く、朝もすぐ起きない
  • 洋服やかばんに落書きされている
  • 食欲が減った
  • 笑顔が少なくなった
  • 髪の毛を自分で抜く
  • 会話が少なくなった

このような兆候があれば、教師に相談し
たり、親しい子に話を聞くなどしてみる
必要があります。

いじめられっ子が強くなるにはどうする?

それではいじめられっ子が強くなるため
の対処法はあるのでしょうか?

絶対確実という対処法はありませんが、
ひとつ良い方法があります。

それは、

はっきりと意思表示ができる心の強さを持つことです。

いじめっ子がいじめの対象にする子は、
いじめられても『いじめはいやだ!』
とはっきり否定することができない子です。

はっきり否定することができる相手は、
いじめの対象にはしません。

前項で書いたように、いじめられっ子の
特徴は気が弱く、

はっきりと意志表示ができないというものです。

ですから、いじめっ子のいじめの対象に
選ばれるわけですね。

いじめを否定する言葉は、『いやだ』で
も『だめだ』でもなんでもよいのです。

肝腎なのは

いじめを否定するという意志表示なのです。

そしてそれを言える心の強さです。

以下はそれを実行するための
親としてのバックアップです。

  • スポーツをさせる
  • 教師に相談する
  • クラスの中心人物に助けを求める
  • 子供を転校させる

スポーツをさせるのは、単に体を鍛える
ということではなく、それによる心の強
さを養うためです。

特に、柔道や剣道などの武道は、

精神面の強化には有効でしょう。

まず担任の教師に相談しましょう。

子供のいじめの状況を話し、
よく注意して見て貰うよう頼みます。

学校側がいじめに気がついていれば、

これはかなり有効でしょう。

もし気がついていない場合や、見て見ぬ
ふりをしている時は、教育委員会に相談
するという手もあります。

クラスには中心的な存在の生徒がいるこ
とが多いですね。

その生徒に「もしいじめに気がついたら、

その子を守ってやって欲しい」と話します。

もしその生徒が正義感のあるまっとうな
人間であれば、期待できると思いますよ。

子供を転校させるという方法もあります
が、これは有効な場合と全く無効な場合
の予測ができません。

転校先でも同じようないじめがある

ということもあり得ます。

ここから先は少しイレギュラーな
方法となります。

教育委員会にいじめを通報します。

ただ、教育委員会も頼りにならない
場合も多々有るでしょう。

その場合は地元出身の議員に通報します。

しかし、教育問題に興味がない議員は、
これも頼りになりません。

その場合は、警察へ通報します。

警察が事件として動いてくれれば、学校
側でもなんらかの対処はしなくてはなら
ないので、これは効果があります。

ただ、いじめではいきなり事件として扱う
例は、少ないようですね。

弁護士に相談する

のも有効です。

ただ、弁護士は証拠が必要と言うでしょう。

その証拠を集めるのは、学校の中という
特殊環境だけに、

探偵でも困難かと思われます。

結び

いじめられっ子の特徴は、おとなしく内
気でコミュニケーションが苦手、という
場合が多いようですね。

性格面でも気が弱く、

はっきりと自分の考えや意志を相手に言えない

という面があります。

強くなるための根本的対策は、

心を強くする

ことにつきます。

これは中々難しいことなので、親としても
十分にバックアップしてやる必要があるで
しょう。