いじめ

いじめっ子の特徴や心理状況は?親も原因にあり!

いじめという事象は、解決が困難でしか
も長期間にわたる場合が多く、いじめら
れる方にとっては非常に辛いものです。

いじめられる方にはある種の特徴がある
ことが多いのですが、どうやら

いじめる方にも特徴があるようなのです。

又、何故いじめっ子になってしまうのか、
それは親にも関係していることなのか、
そのあたり知りたいものですね。

そしていじめっ子は、

成人した後にも不幸なトラブルが発生することが多い

そうですよ。

恐ろしいことですね。

そこで今回は、いじめっ子の特徴や性格、
心理の状況や親も原因があるのかなどを
考察していきます!

いじめっ子の特徴や性格は?

いじめられっ子には幾つかの特徴がある
ようですが、いじめっ子にもかなり顕著
な特徴が見られることが多いですね。

いじめっ子の特徴
  • プライドが高い
  • 周りに必要とされたいという欲求が強い
  • 嫉妬心が強い
  • 親とのコミュニケーションが少ない
  • 自己肯定性が低い

勿論これらの特徴の一つや二つがあって
も、かならずいじめっ子になるというも
のではありません。

とはいえ、典型的ないじめっ子にはこれ
らの特徴が多くみられることも確かです。

その特徴をもう少し詳しく見てみましょう。

プライドが高い

このような子は、いじめっ子集団の

リーダーになる場合が多いですね。

人を見下し、自分は特別な存在であると
信じ込んでいます。

なんでも一番でなければ気が済まず、自
分を見下した相手をいつまでも憎み続け、
仕返ししなければ気が済まないタイプの人間です。

周りに必要とされたいという欲求が強い

これもいじめっ子の大きな特徴でしょう。

誰からも必要とされる重要な人間であり
たいという欲求は、よい方向に向かうこ
とも多いのです。

それにより自分を高める動機にもなります。

しかし、いじめっ子の場合はそれがマイナ
ス方向に働き、いじめのリードもするよう
になります。

嫉妬心が強い

これは女性の場合に多いのですが、男性
でも嫉妬心が強い人はかなりいますね。

かわいい、美人、もてるなど、

それが自分を上回っていると、いじめの対象になります。

男性の場合でも、自分より収入が多い、
人望があるなどの場合には、やはり嫉
妬心の対象になってしまいます。

親とのコミュニケーションが少ない

これもいじめっ子の一つの特徴です。

いじめっ子は、親とコミュニケーション
の時間が、1日30分から1時間程度しかない
という調査結果もあるそうですよ。

自己肯定性が低い

これはいじめっ子の特徴としては、比較的少数になるでしょう。

子供の頃から母親に小言を言われ続けた
りしますと、自分の価値に疑問を持ち、
自分より弱い立場の子をいじめるようになります。

いじめっ子に多い顔の特徴

いじめっ子の顔にも特徴があるという説です。

顔にはその人の人格が出るなどと言いま
すが、いじめっ子の顔にもその特徴が出
るそうなのです。

  • 目つきがきつい
  • 三白眼
  • 眉間にしわが寄っている
  • 口がつきだしている
  • 口が曲がっている
  • 口角が下がっている
  • 無表情

勿論、爽やかなイケメン、かわいい美少
女のいじめっ子もいますので、これはま
あ、ネタと思って読んでくださいな。

こんな実例がありました。

ある女性の体験談です。

小学生の頃、クラスに女王様気取りの

意地悪な女の子がいたそうです。

気に入った男の子だけはちやほやして、
その他の男の子は虫けら扱い。

中学生になると、さすがに周囲の生徒は
彼女から距離を置くようになり、彼女は
孤立していきます。

それを彼女はいじめと受け取っていた

ようなのです。

高校になると、彼女の女王様ぶりは
すっかりなくなります。

ところが、高校を卒業すると、元々の性
格が復活、やたらプライドの高い女王様
が再現しました。

同窓会では容姿の優れない人を嘲笑し

イケメン男性には既婚者でも言い寄る
という有様。

出典 意地悪だった子のその後 : 生活・身近な話題 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

この女性の場合は、

いじめっ子 → いじめられっ子 → いじめっ子

という、複雑な道を歩んでいたようですね。

元々の性格はいじめっ子タイプのようで
すが、それが何故中高時代には蔭を潜め
たのかは、わかりません。

とはいえ、いじめっ子といじめられっ子
楯の裏表
という感はあります。

いじめについてはこちらの記事もどうぞ!

いじめられるほうが悪いと言われる理由や原因は?責任はどのくらい?

いじめられっ子の特徴や性格はどんなの?強くするにはどうする?

なぜいじめっ子になるのか?

いじめっ子は

過去にいじめを受けた経験を持つ者が多い

という話はよく聞きますね。

それが真実であるかは検証が困難ですが
前項の女性の例もありますし、ありうる
ことではあります。

なぜ人はいじめっ子になるのか

は、複雑な問題が多すぎ、一言で
言うことはできません。

そこでいじめっ子の心理状態などを考え
てみました。

いじめっ子にはいじめをするようになった

きっかけや背景があるようなのです。

そのいじめっ子の心理の特徴としては、

  • 日常的な強い不安感がある
  • 共感性やコミュニケーション能力の未熟さがある
  • いじめを正当化することが多い

などが挙げられています。

日常的な強い不安感がある

この原因として考えられるのは、家庭的
環境や学校などでの環境です。

不安感などのストレスに長時間さらされ
ていると、自分に対する自信が失われて
ゆき、他の人を攻撃することでそれを補完しようとします。

強い者には弱く、弱い者には強く出る、
ということですね。

共感性やコミュニケーション能力の未熟さがある

相手の気持ちを感じ取る能力が低かった
り、他人とどう接したらよいのかがわか
らない場合も、いじめをしやすくなるようです。

これをしたら相手は辛いだろうな、とい
う心理にはならないので、とにかく相手
をこちらの思い通りにしようとします。

いじめを正当化することが多い

このケースでは、上の例とは違い、
自分はいじめをしているという自覚があります。

しかし、それを自分の中では認めず、全
てを他人のせいにするのです。

その典型的な例が

相手が○○をしたから悪い

という考え方ですね。

こうして見てみますと、いじめっ子が
出来上がる原因は、本人の性格的な問題
が大きいようです。

そして、その性格形成には、

親の育て方、しつけ方

が非常に大きく影響しているようでね。

そこで次項では、いじめっ子となるには
親にも原因があるのではないか、という
問題を見ていきましょう。

いじめっ子になるのは親も原因があり

子供がいじめっ子になるのは、家庭環境
が大きく影響するようですね。

日頃から夫婦仲が悪く、お互いの悪口を
言い合う家庭では、

子供も大きなストレスを受けます。

勿論適正なしつけや幼児教育をしない
場合には、子供の性格形成は阻害されます。

逆に過干渉だったり、全く叱らず甘やか
し放題だったりすれば、これまた子供の
性格は歪んでしまいます。

そのような場合には、子供の心は不安定
になり、やりばのない苛立ちや怒り、さ
らには恐怖・や寂しさなどを感じるようになります。

また、疎外感をも感じているでしょう。

そしてその子の攻撃性は、いじめとなって他の子供に向かうのです。

いじめっ子は自分に自信を持てない子が多いと言われています。

大きなストレスを受け続けて来た子が、
自分に自信など持てるわけがありません。

では、わが子をいじめっ子にしないため
には、どのようにしたらよいのでしょうか。

子供は親に似ると言います。

親の背中を見て育つとも言いますね。

親が普段していることを、子供は

それはやっても良いことだと受け取ります。

親が夫婦で相手の悪口や皮肉など言い
合っていれば、他人に接することはそ
のようなものだと思うわけです。

子供は親の鏡と言うではありませんか。

子供をいじめっ子にしない為には、
親が自分の考え方や行動を見直す
ことが必要でしょう。

なぜいじめをしてはいけないのかを、
子供にもわかるような言葉できちん
と説明する。

良いことをした時は、すぐその場で

褒めてあげる。

子供には愛情深く、優しく接するよう
にする。

夫婦間の諍いや悪口の投げ合いは、極力
避ける。

これらのことを日頃から意識していれば、

子供にも何らかの変化は見られる

と思いますよ。

結び

いじめが問題になり始めてからもう随分
経ちます。

しかし、いじめが無くなった、あるいは

減ったという話は一向に聞かないのです。

それほどいじめという問題は複雑でわか
りにくい要因が多いのでしょうね。

いじめっ子にはプライドが高い、嫉妬心
が強いなど、性格にある種の特徴

見られることが多いのです。

しかしそれだけではいじめの真の理由を
説明しきれないところもあります。

いじめっ子になるには

親のしつけや教育に問題がある

場合は、確かに多いようです。

しかし、問題がある両親の元で育っても、
いじめとは全く無縁の子も多いのです。

このあたりは、個々の人々の運のよう
なものなので、いかんともなしがたい
ところが多いですね。